日国友の会

ひめじょおん【姫女苑】

読者カード 用例 2024年11月27日 公開

2023年09月30日 ubiAさん投稿

用例:ねぎ・ちさ・かぶ・だいこん・ひめぢょをん・おにたびらこ・穀類・クロヴァーの類など
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕キク科の越年草。北アメリカ原産で、明治初年ごろ渡来し、各地に帰化している。高さ〇・三〜一メートルで、全体に粗毛が生える。根生葉は冬期、開出するロゼット状となる。茎葉は長楕円形で縁にあらい鋸歯(きょし)がある。初夏、茎頂に径約二センチメートルの頭状花を繖房状につける。頭状花は径二センチメートル内外、舌状花は白色、中心花は黄色。学名はErigeron annuus 《季・夏》

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1927、ヒメジオン)よりも新しいですが、表記としては投稿例(1954、ヒメジョオン)よりさかのぼるので、とりあえず。

編集部:見出し語形どおりの例として、2018年6月5日付けで、ねじり草さんに、森澄雄『花眼』(1954)の例をご紹介いただいていますが、さらに、14年さかのぼることになります。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:165ページ本文5行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店