日国友の会

のうぜんはれん【凌霄葉蓮】

読者カード 用例 2024年12月01日 公開

2023年10月01日 ubiAさん投稿

用例:第二に、短日條件になつて始めて開花する植物。これらは長日條件の下では、それが續く限り體だけは大きくなるが花をつけない。これらの植物を短日植物といふ。コレウス・えぞぎく・ダーリア・菊・のーぜんはれん・コスモス・サルヴィアなどが屬する。〔第二部・八〕
『生命と物質―植物の生活から―』 1940年 服部靜夫
語釈:〔名〕ノウゼンハレン科のつる性一年草。南アメリカ原産で、観賞用に栽培される。茎は地表をはい、長柄をもち径五~一二センチメートルの楯状の葉を互生する。夏、葉腋から花柄を伸ばし径四~七センチメートルの淡黄・濃黄・赤・赤紫色などの五弁花を開く。和名は花がノウゼンカズラに、また、葉がハスに似ていることによる。きんれんか。のうぜんはらん。ナスタチウム。学名はTropaeolum majus 《季・夏》

コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えられています。

著書・作品名:生命と物質―植物の生活から―

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1940年

著者・作者:服部靜夫

掲載ページなど:165ページ本文9行目〔岩波新書66、昭和十五年五月三十日 第一刷發行 昭和二十四年五月二十日 第三刷發行〕

発行元:岩波書店