日国友の会

えきこう【液腔】

読者カード 項目 2024年12月11日 公開

2023年10月10日 ubiAさん投稿

用例:細胞液(cell sap)植物の細胞質のなかにある透明な腔所(空胞、液胞または液腔という)をみたす液體で、
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕「えきほう(液胞)」に同じ。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1937)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。

編集部:2010年3月7日付けで、古書人さんに、拓殖・谷田・永野『生物学辞典』(1937)の例をご紹介いただいています。ちなみに、「液胞」の語釈は「細胞内で原形質から区画され細胞液に満たされた部分。液胞膜(トノプラスト)によっておおわれる。一般に成長した植物細胞でよく発達し、細胞容積の大部分を占める。空胞」となっています。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:27ページ右13行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂