日国友の会

セルロース

読者カード 用例 2024年12月11日 公開

2023年10月10日 ubiAさん投稿

用例:細胞膜(cell membrane) 植物の細胞の外側を包む膜で、セルローズを主体とする
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕(英 cellulose)《セルローズ》グルコースからなる単純多糖類の一種で、高等植物や藻類の細胞膜、繊維の主成分。酸によって加水分解されるが、水に溶けず化学薬品にも抵抗性が強い。ふつう木材、綿、麻などから採取され、紙や衣類の原料とされるほか、爆薬となるニトロセルロース、酢酸セルロースなどの原料として広く用いられる。繊維素。

コメント:第二版の用例や投稿例よりも新しいですが、異なる表記欄にある「セルローズ」の例がないので。

編集部:第2版の語釈冒頭の注《セルローズ》を裏付ける用例ですね。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:27ページ右下から3行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂