日国友の会

ししつ【脂質】

読者カード 用例 2024年12月16日 公開

2023年10月18日 ubiAさん投稿

用例:脂質(lipid)グリセリッドとその誘導物質の總稱。
『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編
語釈:〔名〕炭水化物・たんぱく質・核酸とともに生体を構成する重要な物質群で、脂肪・ろう、およびこれと性質、構造の似た物質の総称。脂肪酸とアルコールやグリセリンのエステルからなる単純脂質(脂肪・ろうなど)、燐脂質・糖脂質などの複合脂質、以上二つの物質が加水分解して生じる誘導脂質(ステロール・脂溶性ビタミンなど)に分けられる。リポイド。リピド。

コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1879)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。項目名からですが。

編集部:2013年3月13日付けで、古書人さんに、松岡文橘(抄訳)『新式有機化学 上』(1879)の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:科學用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:矢島祐利 石田周三 編

掲載ページなど:30ページ左29行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂