むすめさいぼう【娘細胞】
読者カード 項目 2024年12月26日 公開
用例: | 卽(すなは)ち細胞分裂(さいばうぶんれつ)によつて、一個(こ)の細胞(さいばう)(これを學術語(がくじゆつご)では母細胞(はゝさいばう)と稱(しよう)する)が二個(こ)に分(わか)れ(これを娘細胞(ムスメサイバウ)と稱する)その各々は薄膜で蔽はれてゐるので、二個の娘細胞(ムスメサイバウ)は〔前編・四〕 |
---|---|
『遺傳の見方 (現代常識大系 第5編)』 1925年 淺野利三郎 等編 | |
語釈: | 〔名〕「じょうさいぼう(娘細胞)」に同じ。 |
コメント:投稿例(1930-1933)よりもさかのぼります。ルビで読みがわかる例です。
編集部:2023年10月23日付けで、『最新科学図鑑5』(1930-33)の例をご紹介いただいていますが、さらに8年さかのぼることになりますね。ちなみに、「じょうさいぼう」の語釈は「細胞分裂によってできた二個の細胞。分裂前の細胞(母細胞)に対していう」となっています。
著書・作品名:遺傳の見方 (現代常識大系 第5編)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1925年
著者・作者:淺野利三郎 等編
掲載ページなど:37ページ1、2行目(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:日本評論社