さんせいたんさんナトリウム【酸性炭酸ー】
読者カード 用例 2024年12月27日 公開
用例: | 重炭酸曹逹(重炭酸ナトリウム、酸性炭酸ナトリウム)の略稱。水にとけると弱アルカリ性、 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編 | |
語釈: | 〔名〕(ナトリウムはドイツ Natrium)「たんさんすいそナトリウム(炭酸水素─)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1904)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。
編集部:2005年3月27日付けで、古書人さんに、曲淵景章『亞氏 化学 上編 無機之部』(1904)の例をご紹介いただいていますね。ちなみに、「炭酸水素ナトリウム」の語釈は「(ナトリウムは ドイツNatrium)ナトリウムの炭酸水素塩。化学式NaHCO3 白色で、単斜晶系の微細な結晶。アンモニアソーダ法による炭酸ナトリウム製造の中間生成物として得られる。水に溶け、アルコールには溶けない。ナトリウム塩の製造原料、二酸化炭素の発生用、ベーキングパウダー、粉せっけん、医薬品などに用いられる。重炭酸ナトリウム。重炭酸ソーダ。重曹(じゅうそう)。酸性炭酸ナトリウム」となっています。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利 石田周三 編
掲載ページなど:32ページ右15行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂