ぞうかん【増感】
読者カード 用例 2025年01月14日 公開
用例: | 赤外線寫眞〈略〉ふつうの乾板は赤外線に感じないからシアニン、イソシアニン、カルボシアニン等の有機色素を使つて增感(感度を高める)するのである。 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編 | |
語釈: | 〔名〕写真技術の一つ。写真乳剤の感光度を高くすること。あるいは分光感度を拡げて緑、黄、赤色、赤外線などにも感光するようにすること。 |
コメント:第二版には用例が載っておらず、投稿例(1929)(1932)よりも新しいですが、意味がわかりやすい例なので、とりあえず。
編集部:意味と用法がわかりやすい例ですね。ちなみに、2007年3月13日付けで、末広鉄男さんに、『万有科学大系続篇第六巻(普及版)』(1932)の例を、2018年10月8日付けで、古書人さんに、『映画評論 映画技術研究号』(第7巻第1号、1929.07.01)の例をそれぞれご紹介いただいています。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利 石田周三 編
掲載ページなど:39ページ左7行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂