せきさく【脊索】
読者カード 用例 2025年01月18日 公開
用例: | 脊索(notochord, ラ chorda dorsaliss) 脊椎動物〈略〉の胎兒の時代に、腸管の背側にあらわれる棒状のもの。 |
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『科學用語辭典』 1951年 矢島祐利 石田周三 編 | |
語釈: | 〔名〕脊索動物の体の正中背側の神経管直下にある棒状の支持器官。原索動物のホヤ類では幼生期にだけ見られ、ナメクジウオでは終生支持器官として存在する。脊椎動物の円口類では終生見られ、脊索をとり囲む結合組織性の皮膜が発達し、時に軟骨片が出現する。それ以上の脊椎動物では、胚期・幼生期に支持組織として機能するが、成長するにつれてその周囲に脊椎骨が形成されるようになり、脊索は退化する。 |
コメント:第二版の用例(1872)よりも新しいですが、一例しかないので、とりあえず。項目名からの例です。
編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が添えられていますね。
著書・作品名:科學用語辭典
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1951年
著者・作者:矢島祐利 石田周三 編
掲載ページなど:39ページ左9行目〔アテネ文庫153、昭和二六年五月二〇日 發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)
発行元:弘文堂