日国友の会

ふけいやく【賦形薬】

読者カード 用例 2024年02月11日 公開

2023年12月05日 ぽんちさん投稿

用例:処方ニ先ツ不溶解物ヲ書シ次テ賦形薬、調味薬ニ及フヘシ〔第二十八章〕
『処方学(巻一)』 1874年12月 林紀(訳)
語釈:〔名〕「ふけいざい(賦形剤)」に同じ。

コメント:さかのぼります。

編集部:2004年11月30日付けで、古書人さんに、田代順(述)『円形禿髪症ノ療法ニ就テ』 (1906)の例をご紹介いただいていますが、さらに、32年さかのぼります。ちなみに「賦形剤」の語釈は「薬剤の量を増し、ある形を与え、使いやすくするために加えられる物質。ラクトース、デンプン、グルコースなどが用いられる。賦形薬」となっています。

著書・作品名:処方学(巻一)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1874年12月

著者・作者:林紀(訳)

掲載ページなど:29丁ウ3行目

発行元:島村利助