日国友の会



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せいせっかい【生石灰】

読者カード 用例 2024年04月20日 公開

2024年03月14日 まきすけさん投稿

用例:生石灰(セイセキクワイ)ハ半ハ此物ヨリ成ルモノニテ之ヲ焼(ヤ)クトキハ離散(リサン)シテ上昇(シヤウシヨウ)ス〔炭酸〕
『泰西農學(初篇上巻)』 1871年 緒方儀一(譯)市川清流(校)
語釈:〔名〕酸化カルシウムの工業的名称。きせっかい。

コメント:石灰石を焼いたものを生石灰というが、この用例だと焼く前のものを生石灰と呼んでいるようにも読める。翻訳の問題かもしれない。

編集部:「せいせっかい」の確例としては、2008年10月16日付けで、末広鉄男さんに、『万有科学大系続篇第三巻(普及版)』(1932)の例をご紹介いただいていますが、さらに、61年さかのぼります。

著書・作品名:泰西農學(初篇上巻)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1871年

著者・作者:緒方儀一(譯)市川清流(校)

掲載ページなど:20丁オ9行目 (https://dl.ndl.go.jp/pid/3463997/1/34)

発行元:大学南校