チャルダス
読者カード 項目 2024年05月26日 公開
用例: | ハンガリーの舞踊として最も有名なものは『チャルダス』である。此の名稱は此の踊りを初めてやつた所の旅館の名から來たのである。〔第六章〕 |
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『通俗西洋音楽講話』 1915年 田辺尚雄 | |
語釈: | 〔名〕「チャルダッシュ」に同じ。 |
コメント:旅館の名というと固有名詞であるかのように聞こえるが、単にハンガリー語で沿道の酒場・旅館をcsárdaと言っていたというだけのことである。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「チャルダッシュ」の語釈は「(ハンガリー csárdás )《チャルダーシュ・チャールダーシュ》ハンガリーの民俗舞曲。ジプシー(ロマ)の楽団がおもに伝え、四分の二拍子で、強いシンコペーションのリズムが特色」となっています。
著書・作品名:通俗西洋音楽講話
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1915年
著者・作者:田辺尚雄
掲載ページなど:129ページ後ろから6行目 (https://dl.ndl.go.jp/pid/955018/1/77)
発行元:岩波書店