タルバガン
読者カード 用例 2024年08月04日 公開
| 用例： | 鼠族ハ「ラッテ」ニ限ラズ「マウス」モ亦自然ニ「ペスト」ニ罹ルモノナリ、其他露国トランスバイカル地方ニ産スル「タルバガン」Tarbagan（Arctomys bobac）ナル動物ノ間ニ流行シ屡人ニモ感染スル一種ノ伝染病ニハ〔二・伝染病各論-第二十七・ペスト〕 |
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| 『井上内科新書（四巻）』 1907年11月 井上善次郎 | |
| 語釈： | 〔名〕（英 tarbagan 元来はモンゴル語）リス科の哺乳類。マーモットの一種。体長五〇センチメートルぐらいで、体形はアナグマに似ている。尾と耳は短い。四肢は太くて短く、強大なつめをもつ。背面は赤褐色から黄褐色、腹面は淡黄褐色で尾は黒い。東ヨーロッパから旧ソ連南部などに分布し、草原に群生して穴を掘ってすむ。毛皮は優良で、テンの代用品となるがペスト菌の媒介をするノミが寄生する。ボバクマーモット。学名はMarmota bobak |
コメント：投稿例よりも早いので。
編集部：2020年8月29日付けで、古書人さんに、秋山蓮三『内外普通脊椎動物誌』（1935）の例をご紹介いただいていますが、さらに、28年さかのぼります。
著書･作品名：井上内科新書（四巻）
媒体形式：単行本
刊行年（月日）：1907年11月
著者･作者：井上善次郎
掲載ページなど：384ページ4行目
発行元：吐鳳堂書店