日国友の会

たんま

読者カード 用例 2024年06月28日 公開

2024年05月07日 まきすけさん投稿

用例:良寛。(いきなり)たんま(と飛び出して)たんま、たんまだよ、たんま(「そんなところにゐたのか。」と、云う子供がある。)此人はお客様だよ、お客様だよ。
『夕立』 1926年 田島淳
語釈:〔名〕(「ま(待)った」の「ま」と「た」を逆にしてつくり出した語かという)子供の遊びで、一時中止を要求、または、宣言することば。タイム。

コメント:子供とかくれんぼをしていた体での台詞。

編集部:『俚謡集拾遺』(1915)から採集された語彙の例としてご紹介いただいていますが、これは、実際に用いられている例ですね。

著書・作品名:夕立

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1926年

著者・作者:田島淳

掲載ページなど:127ページ6行目〔『田島淳戯曲集』、1926〕 https://dl.ndl.go.jp/pid/978197/1/65

発行元:第一書房