日国友の会

かんとうへいや【関東平野】

読者カード 用例 2024年08月24日 公開

2024年05月13日 ぽんちさん投稿

用例:我邦に於ても、各地地震の多少、強弱あり、概するに、西南地方は、地震少なくして、且つ弱く、中土は地震多くして且強し、富士帯の近傍、殊に関東平野、仙台平原、陸奥北部、北海道、甲府平原、美濃尾張平原、等に於て、最も盛なりとす。〔第二篇・第二章・第一款(七)〕
『近世地理学(日本之部)』 1891年9月 松島剛
語釈:関東地方の大部分を占める日本最大の平野。洪積層の台地や丘陵がゆるやかな起伏をつくり、利根川、荒川などの沿岸に沖積低地が発達する。東京、横浜、川崎など多数の都市が集中し、人口密度が高い。

コメント:投稿例よりも早いので。

編集部:2020年9月13日付けで、古書人さんに、『太陽』(第貮巻第壹号、1896.01.05)の例をご紹介いただいていますが、さらに、5年ほどさかのぼります。

著書・作品名:近世地理学(日本之部)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1891年9月

著者・作者:松島剛

掲載ページなど:167ページ後ろから7行目

発行元:春陽堂