日国友の会

こうしゅう【古酒】

読者カード 用例 2024年08月28日 公開

2024年05月17日 ぽんちさん投稿

用例:冬瓜〈略〉摂州伊丹にては古酒(こしゅ)をこうしう又旦那をだんなん〔巻三〕
『物類称呼』 1775年
語釈:〔名〕(「しゅう」は「酒」の漢音)「こしゅ(古酒)」に同じ。

コメント:2版に例なし。今野真二著『日本語と漢字』(岩波新書、2024.04)149ページにて指摘されている。

編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。ちなみに、「古酒」の語釈は「(その年、蔵から出したばかりで殺菌のための火入れをしていないものを「新酒」というのに対して)火入れ後、一定の期間貯蔵して成熟させた酒。こうしゅう。《季・秋》」となっています。

著書・作品名:物類称呼

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1775年

著者・作者:

掲載ページなど:71ページ6行目〔正宗敦夫編『日本古典全集 第4期(第17)』、1931〕

発行元:日本古典全集刊行会