日国友の会

たしきせい【多色性】

読者カード 用例 2024年11月09日 公開

2024年06月14日 ぽんちさん投稿

用例:換言すれば透過光線を以て見たる方向により色々に著色さるる性質を多色性(タシキセイ)と云ふのであります〔凝集力及弾性に基づく性質〕
『鉱物学』 1920年 三宅協次郎・小泉忠夫
語釈:〔名〕結晶に白色偏光を通すとき、偏光の振動方向により色を異にする現象。

コメント:2版に例なし。

編集部:第2版では、用例を添えることかできませんでした。ちなみに、「たしょくせい(多色性)」には、小藤・神保卯・松島『鉱物字彙』(1890)から確例が引かれています。

著書・作品名:鉱物学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1920年

著者・作者:三宅協次郎・小泉忠夫

掲載ページなど:100ページ8行目

発行元:採鉱冶金学講習会