日国友の会

よん【四】

読者カード 用例 2024年08月04日 公開

2024年07月05日 makuneさん投稿

用例:四といふ字音が死と音通であるのを忌んで必ずヨンと讀まねば心持が惡いが如き〔追加・第三-強迫觀念性變質者〕
『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 1912年6月28日 榊保三郎
語釈:〔名〕(「よつ(四)」の語幹「よ」が漢語数詞「さん(三)」の類推で変化したもの) 数の名。一の四倍。あとに和語助数詞が付く「よ」とは異なり、あとには主に漢語数詞や漢語助数詞が付く。「一足すよんは五」「よんじゅう(四十)」「よんひゃく(四百)」「よんかい(四回)」「よんさつ(四冊)」など。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、国語調査委員会『口語法別記』(1917)の例が添えられていますが、さらに、5年さかのぼります。

著書・作品名:變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生

媒体形式:その他

刊行年(月日):1912年6月28日

著者・作者:榊保三郎

掲載ページなど:104ページ2行目

発行元:実業之日本社