あたまをもたげる【頭を擡げる】
読者カード 用例 2024年08月08日 公開
用例: | 其人は高貴な地位に居たから宴會などに招かれ往いて例の銀匙を見ると此癖がムラ〱と頭(アタマ)を擡(モタ)げて來て必ず銀匙を持つて歸る〔第二章・追加・第四-衝動性變質者〕 |
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『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 1912年6月28日 榊保三郎 | |
語釈: | (1)押えていた、また、隠れていたある考え、疑い、気持などが浮かび上がってくる。あたまを上げる。 |
コメント:第二版の用例と同年ですが参考までに。
編集部:第2版では、森鴎外『雁』(1911-13)の例が早いのですが、さらに、1年さかのぼる計算になります。
著書・作品名:變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生
媒体形式:その他
刊行年(月日):1912年6月28日
著者・作者:榊保三郎
掲載ページなど:107ページ7行目
発行元:実業之日本社