日国友の会

みみなり【耳鳴】

読者カード 用例 2024年08月12日 公開

2024年07月05日 makuneさん投稿

用例:又此種の人は頭が何時も壓れて居るやうな重さを感ずるとか、頭の一部に錐でもまれるやうな痛みを感ずるとか、半面頭痛、耳鳴(みゝなり)がするとか、〔第二章 二 神經衰弱的性格〕
『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 1912年6月28日 榊保三郎
語釈:〔名〕耳外に音源がなくて音を感ずること。中耳炎、高血圧、動脈硬化症や中枢神経の病気などのときにみられる症状。

コメント:第二版の近代例より、少し古い。

編集部:近代例としては、葛西善蔵『湖畔手記』(1924)の例よりも、12年さかのぼります。

著書・作品名:變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生

媒体形式:その他

刊行年(月日):1912年6月28日

著者・作者:榊保三郎

掲載ページなど:122ページ2行目

発行元:実業之日本社