日国友の会

ざんさつ【惨殺】

読者カード 用例 2024年08月16日 公開

2024年07月05日 makuneさん投稿

用例:最も悲傪な例をモ一つ擧げやうなら、七八年前、常陸(ひたち)の水戸の附近の或る豪家で自分の妻子四人を傪殺(ザンサツ)して、自家に火を附け全燒さした男があつた、〔第二章 四 癲癇性性格〕
『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 1912年6月28日 榊保三郎
語釈:〔名〕(「ざん」は「惨(さん)」の慣用音)むごたらしい殺し方をすること。残酷な方法で殺すこと。

コメント:第二版の用例より古い。

編集部:第2版では、矢田挿雲『江戸から東京へ』(1921)の例が早いのですが、9年さかのぼります。

著書・作品名:變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生

媒体形式:その他

刊行年(月日):1912年6月28日

著者・作者:榊保三郎

掲載ページなど:145ページ8行目

発行元:実業之日本社