日国友の会

らっぱかん【喇叭管】

読者カード 用例 2024年09月05日 公開

2024年07月23日 makuneさん投稿

用例:しかしヒステリーの病狀が、此生殖臟器を取去つた後に全治したといふ例は澤山あるが輸精管、喇叭管(ラッパクワン)を取去つて治つたといふ例は甚だ少いのである。〔第三章 第二 精神病性格者治療上の注意〕」
『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 1912年6月28日 榊保三郎
語釈:〔名〕(1)「らんかん(卵管)」に同じ。

コメント:第二版の用例より新しいが、辞書類だけなので。

編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が添えられていますね。ちなみに、「卵管」の語釈は「動物の雌の生殖器官の一部。卵巣から卵を受け取り、排出するための管で、卵生の動物では生殖口に、胎生の動物では子宮に開く。哺乳類の管をいうことが多い。受精はこの管の中で行なわれる。輸卵管。らっぱ管」となっています。

著書・作品名:變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生

媒体形式:その他

刊行年(月日):1912年6月28日

著者・作者:榊保三郎

掲載ページなど:279ページ12行目

発行元:実業之日本社