日国友の会

エルブルズさんみゃく【—山脈】

読者カード 項目 2024年09月29日 公開

2024年08月15日 makuneさん投稿

用例:西部高地ハ東部高地ノ西方ニ連ナリテ、ひんづうくうし、えるぼるす山脈、北邊ヲ限リ、〔第二章 亞細亞洲〕
『小學校用外國地理』 1893年10月3日
語釈:イラン北部の山脈。カスピ海南岸沿いに東西約1000キロメートルにわたって連なる。最高峰はダマバンド山(標高5670メートル)。北斜面はカスピ海からの湿った空気が入り、降水量が多く耕作地と森林が広がる。首都テヘランがある南斜面は降水量が少ない乾燥地帯になっている。アルボルズ山脈。〔『デジタル大辞泉』@JapanKnowledge"アルボルズ山脈"〕

コメント:「アルボルズ」表記がなかったので。

編集部:底本で確認したところ、「あ」ではなく変体仮名「江」となっていたので、ここは「えるぼるす」と判断しました。2007年付けで、古書人さんに、岩崎重三・池田鹿之助『新式萬國地理』(1900)の例をご紹介いただいていますが、さらに、7年さかのぼることになります。

著書・作品名:小學校用外國地理

媒体形式:その他

刊行年(月日):1893年10月3日

著者・作者:

掲載ページなど:11ページ15行目

発行元:金港堂書籍会社