日国友の会

トルコていこく【─帝国】

読者カード 項目 2024年11月12日 公開

2024年08月30日 makuneさん投稿

用例:土耳古帝国ハ其ノ領地廣クシテ歐羅巴及ビ亞細亞、阿弗利加ノ三洲ニ跨レリ、〔第三章 歐羅巴洲〕
『小學校用外國地理』 1893年10月3日
語釈:「オスマントルコていこく(―帝国)」に同じ。

コメント:既投稿例より古い。

編集部:2008年5月16日付けで、末広鉄男さんに、芳賀矢一・下田次郎『日本家庭百科事彙』(1906)の例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼります。ちなみに、「オスマントルコ帝国」の語釈は「(オスマントルコはOsman Turks)オスマントルコ族が築いたイスラム帝国。一三世紀末に、族長オスマン=ベイが小アジアに建国。一四五三年ビザンティン帝国を滅ぼし、一六世紀のスレイマン一世のとき、強大を極めた。一七世紀末以降ヨーロッパ諸国の反撃にあって衰退を重ね、一九二二年、メフメット六世のとき、ケマル=アタテュルクの改革でスルタン制が廃止されて滅んだ。オスマン帝国。オットマン帝国」となっています。

著書・作品名:小學校用外國地理

媒体形式:その他

刊行年(月日):1893年10月3日

著者・作者:

掲載ページなど:34丁オ後ろから1行目

発行元:金港堂書籍会社