日国友の会

ろうねんき【老年期】

読者カード 用例 2024年09月10日 公開

2024年09月03日 尽波満洲男さん投稿

用例:一生涯を通じて是れを守らざるべからざるは猶ほ地球の公転の如く、而して少年期は春、壮年期は夏、老年期は秋の如く、冬蔵は夫れ尚ほ死の如きか。〔第八節〕
『養生哲学』 1897 年7月 伊東重
語釈:〔名〕壮年期の後の時期。精神的および身体的に、環境の変化に適応する能力の減退する時期。開始の年齢は一定していない。一般に感情の不安定、記憶力の減退、知能水準の低下がみられ、自己中心的となり、興味の範囲がせばまる。

コメント:遡ります。

編集部:2024年7月23日付けで、makuneさんに、 榊保三郎『變り者 一名・通俗精神病的性格論及其養生』 (1912)の例をご紹介いただいていますが、さらに、15年さかのぼります。

著書・作品名:養生哲学

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1897 年7月

著者・作者:伊東重

掲載ページなど:99ページ5行目

発行元:南江堂書店