日国友の会

ようそうぼん【洋装本】

読者カード 用例 2024年11月05日 公開

2024年10月05日 尽波満洲男さん投稿

用例:我が洋装本は印刷の様式並に装釘の方法等総て洋書に倣うたものであるが、〔第十三章・第三節〕
『図書学概論』 1924 年10月 田中敬
語釈:〔名〕 製本様式の一つ。糸とじの中身を丸背または角背に固め表紙ばりした表紙をかぶせて仕上げる本製本(上製)、糸とじ、針金とじなどでとじた中身に表紙をかぶせ、中身と表紙とを一度に仕上げ裁ちする仮製本(並製)、中身を針金とじし、背はクロス、板紙を心とした厚表紙でくるむ南京の三種がある。また、その様式の本。洋綴本。

コメント:遡ります。

編集部:第2版では、森銑三『書物』(1944)の例が添えられていますが、さらに、20年さかのぼります。

著書・作品名:図書学概論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1924 年10月

著者・作者:田中敬

掲載ページなど:542ページ後ろから2行目

発行元:富山房