かくうんどうりょう【角運動量】
読者カード 用例 2024年11月13日 公開
用例: | 速度に線速度と角速度との二様あるを以て従つて運動量にも亦線運動量角運動量の二種あるべし〔第十一章〕 |
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『新撰応用重学』 1904年7月 刈屋他人次郎 | |
語釈: | 〔名〕回転の勢いを表わす物理量。回転物体の各部の速さとその部分の質量との積(運動量)に、回転中心からその速度に垂直にひいた垂線の長さ(腕の長さ)をかけた積を回転する物体全体にわたって加え合わせた量で表わす。こまの角運動量は回転速度が大きいほど、また、質量が回転軸から遠い周辺に集中しているほど大きい。 |
コメント:遡ります。
編集部:2024年9月16日付けで、角田輝海『ジャイロスコープとジャイロコムパス』(1926)の例をご紹介いただいていますが、さらに、22年さかのぼります。
著書・作品名:新撰応用重学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1904年7月
著者・作者:刈屋他人次郎
掲載ページなど:293ページ後ろから7行目
発行元:博文館