日国友の会

さいぼうまく【細胞膜】

読者カード 用例 2024年11月26日 公開

2024年10月17日 尽波満洲男さん投稿

用例:細胞膜ハ原形質ヨリ分泌シテ成ルモノナリ、〔第二十二章〕
『植物通解』 1883 年2月 グレー著 矢田部良吉訳
語釈:〔名〕(1)「さいぼうへき(細胞壁)」の旧称。

コメント:遡ります。

編集部:第2版では、奥山虎章『医語類聚』(1872)の例が添えられていますが、文例としては、2023年9月7日付けでubiAさんにご紹介いただいている、服部静夫『生命と物質』(1940)の例よりも57年さかのぼります。ちなみに、「細胞壁」の語釈は「植物細胞の最外層をおおう多糖質の膜。細胞を保護し、その形を保たせる。古くは細胞膜と呼ばれた」となっていますね。

著書・作品名:植物通解

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1883 年2月

著者・作者:グレー著 矢田部良吉訳

掲載ページなど:279ページ

発行元:文部省編輯局