日国友の会

まるばし【丸箸】

読者カード 用例 2024年11月30日 公開

2024年10月23日 尽波満洲男さん投稿

用例:白木の丸箸(マルバシ)右手の小腕に持添て酒もすごし奉る。〔第二〕
『曽我会稽山』 1718年 近松門左衛門
語釈:〔名〕(1)形の丸い箸。

コメント:遡ります。

編集部:2021年1月31日付けで、古書人さんに、『太陽(第貮巻第貮号)』 (1896.01.20)の例をご紹介いただいていますが、さらに、178年さかのぼることになります。ちなみに、採取された本は明治時代のものですが、近松の『曽我会稽山』は第2版でも用例として採取されている作品なので、後日の出典検討を前提としつつ、とりあえず2版の初演年に合わせて初出年を1718年としておきます。

著書・作品名:曽我会稽山

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1718年

著者・作者:近松門左衛門

掲載ページなど:18ページ5行目〔『近松叢書第2冊・曽我会稽山』、1891〕

発行元:丸善書店 武蔵屋叢書閣