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ガラスたい【硝子体】

読者カード 語釈 2025年03月12日 公開

2025年02月17日 ubiAさん投稿

用例:め(目)〈略〉さらに內部に虹彩があり、その中に水晶體、續いてガラス體、その底に視神經のきている網膜がある。
『生物用語辭典』 1952年 湯淺 明
語釈:〔名〕「しょうしたい(硝子体)」に同じ。

コメント:この語釈では載っていないようなので。第二版では「硝子体」は、「ガラスたい」と「しょうしたい」で立項されていて、「ガラスたい」は「「えんすいしょうたい(円錐晶体)」に同じ。」となっていますが、デジタル大辞泉「ガラスたい」には、「⇒硝子体(しょうしたい)」とあります。「ガラスたい」の投稿例は4例あり、投稿例(1876)と投稿例(1906)より新しいですが、読み方がわかる例がないので。投稿例(1904)は意味が異なっている例のようで、投稿例(1935)には出典に項目が無いようで、出典の297ページでは「硝子堆」となっています。

編集部:詳しいコメントをいただき、ありがとうございます。第2版の「ガラスたい」の語釈は「昆虫やエビなどの複眼を構成する、個々の小眼にある円錐形のガラス体」と限定的な記述になっていますが、ご紹介いただいた例は人の眼についていっており、したがって、意味としては「しょうしたい」の方がふさわしいということになりますね。ちなみに、「しょうしたい」の語釈は「眼球内で前方の水晶体・毛様体と、後方の網膜との間の部分を満たすゲル状の組織。無色透明で水分に富み、眼球の形状維持や光を屈折する役目などをもつ。ガラス体」となっています。なお、「硝子体」と表記されて読みのついていないものは、第2版にならって「しょうしたい」と読んでおくことにいたします。したがって、すでに投稿いただいている「硝子体」の例については、「しょうしたい」の例として再考いたします。

著書・作品名:生物用語辭典

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1952年

著者・作者:湯淺 明

掲載ページなど:58ページ左11行目〔生物用語辭典 アテネ文庫201、昭和二七年一一月一〇日 初版發行〕(国立国会図書館デジタルコレクション)

発行元:弘文堂