日国友の会



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せきゆばこ【石油箱】

読者カード 用例 2003年02月09日 公開

2003年01月31日 大里山支さん投稿

用例:産卵箱と云ふものを少し高い処へ拵へて遣らなければなりません、石油箱へ藁を詰めれば沢山です
『食道楽 冬の巻』 明治37(1904)年 村井寛(弦斎)
語釈:〔名〕石油缶が二缶はいる大きさの木箱。リンゴ箱よりやや大きく、頑丈である。

コメント:ちょっとだけさかのぼりました。

編集部:最近では、ほとんど見かけなくなった物の一つでしょうか。リンゴ箱といいミカン箱といい、かつてはいろいろな用途に再利用していたのですね。第2版では、久保田万太郎『春泥』(1928)の例が早いのですが、24年さかのぼることになります。

著書・作品名:食道楽 冬の巻

媒体形式:単行本

刊行年(月日):明治37(1904)年

著者・作者:村井寛(弦斎)

掲載ページなど:191ページ

発行元:報知社出版部