岩波 国語辞典 第八版

1963年の初版刊行以来、累計900万部を誇る『岩波 国語辞典』の最新版です。
この辞典は「百年の日本語」を対象としています。第八版では、全項目の内容・表現を改めて検討し、この10年の日本語の移り変わりを反映させる「内容の現代化」と、よりわかりやすく、使いやすい辞典を目指した「語釈の書き方の現代化」に注力しました。

社会や日常生活の変化に応じて、科学技術・料理・スポーツ・介護などの分野にも目を配りながら項目や語義を加え、「ウィンウィン」「ダイバーシティ」「ひやりはっと」など新たに2,200項目を追加しています。実際の語のつながり方や使い方を豊富な用例と独自の語類表示で示し、さらに用法の変化や注意、語形のゆれ、外来語の原つづりなど、多角的な補足説明を▽印の注記でくわしく解いています。

「単なる言い替えにとどまらない語釈」「現代語といっても、明治の後半ぐらいからを念頭に置く」等の編集方針を受け継ぎながら、実例重視の姿勢を貫き、用例の記述を増やす努力を行っているのも特長です。話す、聞く、読む、書く、という現代人の言語生活に必要な語を収めた国語辞典として、広くご活用ください。