『世界国勢図会(せかいこくせいずえ)』は、日本国勢図会の姉妹書として1985年より刊行している国際統計データブックです。
当時、日本は国際化が急速に進行した時代で、読者の方々から国際統計に特化した統計書を求める声が高まりました。その声に押されて、日本国勢図会に掲載されていた国際統計を大幅に拡充することで、本書を刊行しました。当初は隔年での刊行でしたが、1996年より年刊化して、以来四半世紀にわたって刊行を続けています。その間、国際機関や官公庁、各種業界団体や調査会社などのご協力を得ながら掲載内容の拡充に努め、今日に至っています。
本書は、世界の国々の面積や人口、労働、GDP、資源とエネルギー、農林水産業、工業、貿易と国際収支、各国財政や金融、物価、運輸、情報通信と科学技術、諸国民の生活、軍備・軍縮など幅広いテーマで構成されています。統計表やグラフのほか、各章ごとにそれぞれの概況が分かる解説文を設けています。また、必要に応じて解説記事を掲載し、タイムリーな話題にも対応できるよう心がけています。
世界国勢図会は、手軽にさまざまな国際統計をみることができる本として、経済の専門家の方々に愛読者が数多くいらっしゃいます。また、掲載データは社会科の教科書や参考書などに広く利用され、高校や大学の入試問題等の出典元にもなっています。
統計データは無味乾燥とした数字の羅列のように見えますが、社会の現状を豊かに伝えて未来を示すものでもあります。情報が氾濫する現代社会において、統計が示す事実をベースに物事を考えることは、ますます重要性が高まっています。世界国勢図会が、読者の皆様が世界を考察するための一助となれば幸いです。
【ご注意】大きな表を印刷する場合、印刷の設定によって表組が崩れたり表の途中までしか印刷されないことがありますので、レイアウト・用紙サイズなどを調整して印刷してください。
『日本国勢図会』、『世界国勢図会』の「図会」は「ずえ」と読みます。「会」には集合という意味もあり、「図会」とはあることを説明するために図を集合させたものという意味で使われています。
日本でもっとも古く「図会」を書名に用いたものとしては『和漢三才図会』がありますが、これは万物を図入りで解説した図説百科事典です。
矢野恒太が『日本国勢図会』を創刊した際、国勢全般の図説百科事典をイメージして命名したものです。
※ジャパンナレッジSchoolは最新2年分の公開となります。
底本名 | 世界国勢図会 2020/21 ~ 世界国勢図会 2023/24 |
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出版社 | 矢野恒太記念会 |
書籍版刊行日 | 毎年9月 |
巻冊数 | 4冊(JKS:2冊) |
書籍価格 | 各2,970円(本体2,700円+税10%) 2023/24:3,300円(本体3,000円+税10%) |
公開日 | 世界国勢図会 2020/21:2021年5月6日 世界国勢図会 2021/22:2022年2月9日 世界国勢図会 2022/23:2023年2月1日 世界国勢図会 2023/24:2024年1月31日 |
項目数 | 1,630項目(JKS:833項目) |
文字数 | 2,128,084文字(JKS:1,053,562文字) |
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