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フランスの画家。モンペリエに生まれ、パリ美術学校のピコの画室で学ぶ。1845年ローマ賞受賞。肖像画も描くが、「ビーナス」などの神話画の裸婦で名声を得て、ナポレオン3世をはじめ諸国から注文を数多く受け、第二帝政期の官展派の指導的画家となる。63年アカデミー会員。その後美術学校教授、官展の審査員としてアカデミスムを統率する。細部の明確な仕上げ、古典主義的な輪郭線の強調などを特色とし、当時の前衛、つまり印象主義に対立した。パリの数多くの邸館などにも装飾壁画を残し、パンテオンには『聖ルイ伝』を描いている。