日本大百科全書(ニッポニカ)

直腸ポリープ
ちょくちょうぽりーぷ

直腸の粘膜上皮が増殖して直腸内腔(ないくう)に突出した病変。あらゆる年齢層にみられるが、高齢になるほど多くなる。無症状のものもあるが、多くは出血、粘血便、残便感、しぶり腹などをきたしたり、肛門(こうもん)からポリープが脱出することもある。直腸鏡検査や下部消化管内視鏡検査などで発見される。ポリープが大きくなると、直腸狭窄(きょうさく)や直腸脱などを誘発することもある。
 治療は多くの場合、内視鏡下での切除術が行われるが、径が大きい場合や穿孔(せんこう)の危険があると判断される場合には腹腔鏡や開腹による手術によって治療がなされる。
[渡邊清高]2019年8月20日