ジャパンナレッジ
インドネシア、ジャワの旋律打楽器。装飾を施した木製の共鳴台の上に金属製(多くは青銅)の分厚い板を6~8枚、木琴状に並べたもの。木または角(つの)製の槌(つち)でたたき、打奏後、一方の手で板を押さえ消音しながら奏する。ガムランとよばれる打楽器を中心とした合奏のなかで、大小2~4種(音域の低い順に、サロン・ドゥムン、サロン・バルン、サロン・パヌルスなどとよぶ)が、それぞれスレンドロ音列用、ペロ音列用に調律され、2台1組(計4~8台)で使われ、主要旋律およびその分割装飾を受け持つ。調律には、板の裏面の両端または中央を削る。