日本大百科全書(ニッポニカ)

横綱審議委員会
よこづなしんぎいいんかい

日本相撲(すもう)協会の諮問機関。横綱の推薦や横綱に関する案件について、協会に答申したり、協会の発議に基づいて進言したりする。略称は横審(よこしん)。1950年(昭和25年)に三横綱の途中休場で横綱批判が噴出したことをきっかけに、好角家の各界有識者によって横綱を推薦してもらうため設置した。委員の定員は15人以内で、任期は2年、最長5期まで。通常、本場所の千秋楽の翌日に定例会を開催。横綱推薦の諮問を受ける際は定例会で審議し、横綱推薦を答申する。推薦の内規は大関で2場所連続優勝が原則で、それに準ずる成績の力士を推薦する場合は、出席委員の3分の2以上の賛成を要する、とある。初代委員長は貴族院副議長などを務めた酒井忠正(1893―1971)。15代委員長の北村正任(きたむらまさとう)(1941― 。毎日新聞社名誉顧問)は、傷害事件を起こした横綱日馬富士(はるまふじ)(1984― )への対応や、休場続きの横綱稀勢の里(きせのさと)(1986― )への初の「激励」決議を行ったりした。
[徳増信哉]2019年12月13日