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大相撲の優勝力士に贈られる顕彰額。1909年(明治42)夏場所から贈られている。両国国技館の四方の天井近くに各8枚ずつ合計32枚が飾られ、1枚の大きさは縦3.17メートル、横2.265メートル(畳5枚分)、重さは59キログラム。年3回の東京場所前に直前の東京場所と地方場所の優勝力士に対し、国技館正面玄関前で贈呈式が行われたのち、館内で新旧2枚ずつの額を入れ替え、東京場所初日に除幕される。1909年夏場所の掲額第1号は高見山酉之助(たかみやまとりのすけ)(1873―1924)で、当時の時事新報社から寄贈された。1937年(昭和12)1月場所から当時の東京日日新聞社(現在の毎日新聞社)が作製、寄贈している。第二次世界大戦中は一時中断したが、照国万蔵(てるくにまんぞう)(1919―1977)が優勝した1951年(昭和26)1月場所から復活。額は白黒写真に絵の具で彩色していたが、2014年(平成26)1月場所の額から最新のデジタル技術を駆使したカラー写真額になった。
2019年12月13日