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バラ科(APG分類:バラ科)の落葉高木。奈良に古くから知られるカスミザクラの八重咲き品種。葉は倒卵状楕円(だえん)形で長さ9~12センチメートル、表面の脈上と葉柄に毛がある。4月下旬~5月、茶褐色を帯びた葉を出すとともに、径約3センチメートルの淡紅色花を開く。花弁は30~36枚、雌しべは1~2本あり、萼(がく)や小花柄に毛がある。奈良市雑司(ぞうし)町の知足(ちそく)院のものは国の天然記念物に指定されている。[小林義雄]2020年1月21日
サクラのおもな品種(5)〔標本画〕
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