ジャパンナレッジ
日本マイクロソフトが開発した、人間と対話する人工知能(AI)のプログラム。「りんな」という女子高校生であるという設定で、人間とチャットで対話する。ディープラーニング(深層学習)などのAIの技術を用いてどういう返答をするかを決めており、ある程度自然な対話を行うことができる。多少ものを知らなくても許される、多少言葉遣いが間違っていても許される、という女子高生という設定がうまく働いていると考えられる。アメリカのマイクロソフトのTAY(テイ)という類似のプログラムがナチス支持者と対話を繰り返すことによってナチスを支持する発言をして問題になったが、「りんな」には一定のフィルター機能が入っていてそのようなことが起きないようにしてあると考えられる。
2020年1月21日