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宮城県中部、旧北上川河口より約8キロメートル上流の石巻市(いしのまきし)蛇田(へびた)高屋敷と鳴瀬(なるせ)川河口の東松島市(ひがしまつしまし)野蒜(のびる)の間を結ぶ運河。全長12.8キロメートル。1878年(明治11)に着工した野蒜築港に伴い北上川とを結ぶルートとして開削され、1882年に完成した。開通後、小型汽船が就航し貨客輸送で栄えた。しかし、東北線の開通による北上川舟運の衰退と野蒜築港の失敗によって廃れ、現在は小舟が通るのみである。[後藤雄二]
明治時代の北上運河
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