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中国の独特な3本足の容器。「かなえ」ともよばれる。三足内実で、動物の肉を煮るのに用いられた。その起源は彩陶文化期までさかのぼれるが、青銅器としては殷(いん)中期から現れ、漢代まで引き続き使用された。青銅器ではすべて耳が一対つけられており、横木を通して運搬するためのものであることを示している。扁足(へんそく)鼎は扁平な足を取り付けたもので、用途は同じである。方鼎は、箱型の容器に4本の実足を取り付けたもので、重さ800キログラムを超す大形の器もつくられている。[武者 章]
鼎(てい)
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