ジャパンナレッジ
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が開発した準中距離弾道ミサイルの通称。射程距離は約1300キロメートル。咸鏡北道(かんきょうほくどう)の町名「蘆洞(ロドン)」にちなむ。「労働」と同音のため、「労働1号」などと誤って称されたこともある。「ノドン」は韓国式の読み方であり、実際には誤記である。北朝鮮では「火星(ファソン)7号」とよばれる。1993年5月に日本海に向けた発射実験で使用された可能性が高く、その後配備が進んだ。北朝鮮全土にわたって軍事関連の地下施設が存在すると考えられ、また、スカッドミサイルと同様に発射台付き車両に搭載されて移動運用が可能なことから、発射の具体的な兆候を事前に把握するのは困難とされる。
2020年10月16日