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静岡県東部、伊豆市(いずし)にある温泉。桂川(かつらがわ)の渓谷に沿う温泉。泉質は単純温泉、塩化物泉など。源泉は81、なかでも有名なのは独鈷ノ湯(とっこのゆ)で、空海(くうかい)が大同(だいどう)年間(806~810)発見し諸病に効験のあることを里人に教えたという。また、夏目漱石(そうせき)の『修善寺日記』や岡本綺堂(きどう)の『修禅寺物語』もこの地で生まれた。名産品に修善寺彫りがある。
[川崎文昭]
明治時代の修善寺温泉
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