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アワブキ科(APG分類:アワブキ科)の落葉高木。山地に普通に生え、高さ10メートルに達する。枝、芽、花序、葉の裏面に黄褐色の毛がある。葉は質が薄く、長楕円(ちょうだえん)形、長さ10~25センチメートル、クリの葉に似る。花は6月、枝の先に伸びた大形の円錐(えんすい)花序に多数つき、黄白色。小花は5数性、5本のうち内側の2本の雄しべのみが完全。果実は核果で赤く熟す。名は、枝を燃やすと切り口から泡が出ることにちなむ。本州から九州および朝鮮半島、中国に分布する。アワブキ属はアジアとアフリカの熱帯を中心に25種がある。