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径2~5ミリメートル程度の小粒の玉。ほとんどガラス製で、おもに装身具として用いられた。ガラスの色は弥生(やよい)時代から古墳時代前期にかけてはほぼ水色に限られているが、古墳時代中期になると紺、黄、黄緑などが加わり、奈良時代以後はさらに種類が豊富になった。小玉だけで、あるいは他の玉とともに連ねて、耳、首、手、足などの飾りとしたことが古墳での出土状態や人物埴輪(はにわ)の表現からわかる。一つの古墳から数百、数千個という数で発見されることも少なくない。奈良時代には仏像の冠や瓔珞(ようらく)の飾りとして、または鎮壇具(ちんだんぐ)としても用いられた。縄文時代には石製のものがあり、弥生時代には貝製のものも知られている。