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昆虫綱鱗翅(りんし)目シロチョウ科に属するチョウ。樺太(からふと)(サハリン)、朝鮮半島北部、中国北部からヨーロッパにかけて広く分布し、日本では北海道だけに産する。はねの開張60~75ミリメートル。はねの表面は白色で、基部、脈、外縁は淡黒色。雌は白色鱗が少なく、飛び古した雌のはねはほとんど半透明となる。成虫は年1回発生し、平地では6月中旬から7月中旬ごろ、山地では7月上旬から8月上旬ごろに出現する。幼虫はカイドウ、ボケ、サンザシ、ナシ、リンゴ、各種のサクラ類などの葉を食べ、卵は食草の葉裏に産み付けられる。幼虫は共同の巣をつくり、集団で越冬する。