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硬骨魚綱カサゴ目フサカサゴ科に属する海水魚。岩手県から高知県にかけて分布する。体は赤色で、4本の黒褐色の横帯があり、前の3帯は背びれに進入し、最後の1帯は尾柄(びへい)上にある。下顎(かがく)は上顎より突出し、下顎端の歯群は口を閉じたときに一部が露出する。涙骨(るいこつ)の第2と第3の葉状突起の下縁にそれぞれ強い1棘がある。水深150~300メートルの海底近くにすみ、延縄(はえなわ)、底引網などで漁獲される。仔魚(しぎょ)を産む卵胎生魚。体長は25センチメートルほどになる。刺身、焼き物、煮付け、粕漬けなどにする。