ジャパンナレッジ
日本の製造業およびサービス産業における企業等の経済活動の状況を明らかにし、国民経済計算(SNA、GDP統計ともよばれる)の精度向上等に資するとともに、企業等に関する施策の基礎資料を得ることを目的とした調査。2019年(令和1)に、従来のサービス産業動向調査―拡大調査(総務省)、商業統計調査および特定サービス産業実態調査(経済産業省)の3調査を統合・再編して始まったもので、2022年から工業統計調査(総務省・経済産業省)が同調査の一部(製造業事業所調査)として実施されることになった。総務省と経済産業省が共同で調査を実施している。
5年ごとに実施する「経済センサス―活動調査」の中間年の実態を把握することを目的とし、毎年6月1日に実施する(「経済センサス―活動調査」の実施年を除く)。経済センサスとともに基幹統計の経済構造統計を構成している。すべての産業に属する一定規模以上の法人企業を対象とした「産業横断調査」と、製造業に属する一定規模以上の法人事業所を対象とした「製造業事業所調査」から構成されている。
「産業横断調査」では、すべての産業の付加価値等を把握するための項目(企業全体の売上金額、費用総額およびおもな費用項目など)が調査対象である。また。「製造業事業所調査」では、製造業に属する法人事業所の特性事項を把握するための項目(人件費および人材派遣会社への支払額、原材料使用額、委託生産費など)が調査対象である。