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小惑星の名。1807年3月29日、ドイツのオルバースによって4番目に発見された。軌道長半径2.361天文単位、離心率0.089、軌道傾斜角7.1度で、小惑星帯の内端側に位置している。大きさは直径538キロメートル、密度は1立方センチメートル当り3.3±1.5グラムと推定されている。自転周期は5.342時間、幾何学的アルベド(反射能)は0.229で、その表面組成は、玄武岩質エコンドライトという分化した石質隕石(いんせき)と似ている。隕石学者はこの小惑星がエコンドライト隕石の母元体と考えている。
[松井孝典]